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書籍情報

【新装版】 俳画講座 2

【新装版】 俳画講座 2
著者 鈴木 紅鴎
販売価格 2,500円(税込2,750円)
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商品説明


■サブタイトル/花のはがき絵・色紙絵
■体裁/A4変・93頁 ■ISBN/978-4-8170-3571-4

五・七・五の十七音のごく限られた言葉で豊かに季節感と事象を表現した「俳句」。その省略された言葉の中に、より広く、深いさまざまな事柄を連想させて人々の心をとらえる。「俳画」とは、この俳句の象徴性を絵筆によって表現しようとするもので、省略された筆遣いが、俳趣を帯び、簡素な表現の中に含蓄された余情や余韻、余白といったものがにじみ出る。
シリーズ第二集の本書では、『初心者のための俳画講座』で好評を博した著者が読者の要望にこたえて現代感覚を盛り込んだ色紙サイズの作例で描法を詳解するとともに、はがき作品も多く掲げた。
第1章では作品を自選することや初心者の注意点について、第3章では彩色の方法、表現の基本など、前著から一歩踏み込んで基礎をより深く解説した。第4章では、草花が主体の65枚に及ぶ色紙絵、はがき絵、掛け軸をすべてカラーで紹介。色遣いの参考になる。第5章では、27点の色紙絵の詳しい描き方を解説。

●主な内容
第1章・俳画とは「絵は偶然性の芸術」「作品を自選する」「俳画上達法」「初心者の注意点」他
第2章・描くための用具と用材
第3章・基本的な描き方「筆の扱い方と持ち方」「基本的な描き方」「彩色の方法」「表現の基本」「俳句の入れ方」「讃の入れ方」「構図のとり方」他
第4章・作品=色紙絵・はがき絵・掛軸「桜」「片栗」「すみれ」「藤」など61作品
第5章・色紙絵の描法「桜」「片栗」「すみれ」「藤」など27作品

●すずき・こうおう
本名:鈴木都留子
俳画紅鴎会主宰、俳人協会会員、俳誌「狩」同人。
一九三〇年、愛知県生まれ。
十代のころより野田蘭渓先生に師事して「かな書道」、小木太法先生に師事して「篆刻」を学ぶ。俳画・禅画に興味をもち、独自の画風を創作。「俳句」は鷹羽狩行先生に師事して指導を受ける。
全国書道展にて中部日本新聞社賞受賞、ほか受賞多数。一九九〇年、東京渋谷の東急本店にて俳画展開催。その後日本橋高島屋、銀座三越などで個展を開催。
一九九一年、俳人協会主催「全国俳句大会」大会賞受賞。NHKテレビ「おしゃれ工房」出演。各地のカルチャースクール及び「飛鳥IIワールドクルーズ」などの講師を務める。
著書に、『初心者のための俳画講座』『俳画講座③ 花と風物詩』(絶版)/日貿出版社、『花と風物の俳画 はがき絵』『俳画講座 はじめて筆をとる人に』『アイデアで解消!ふで無精』(共著)/NHK出版、「趣味の水墨画」に特集、俳画連載/日本美術教育センター、「おしゃれ工房」テキストに俳画指導/NHK出版、「NHK俳壇」に俳画講座連載/NHK出版、「週刊・おくのほそ道を歩く」全三十巻に俳画の楽しみ連載/角川書店、句集『正座』/角川書店などがある。