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書籍情報

【新装版】 初心者のための 俳画講座

【新装版】 初心者のための 俳画講座
著者 鈴木 紅鴎
販売価格 2,500円(税込2,750円)
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商品説明


■サブタイトル/やさしく楽しい描き方
■体裁/A4変・115頁 ■ISBN/978-4-8170-3569-1

たったの十七音、五・七・五音に区切られた言葉の中に季節感を表現した「俳句」。「俳画」とは、この俳句の象徴性を絵筆によって表現しようとするもので、最大限に省略して簡素に描くのが大きな特色。全体を部分で表現し、無限を単純表現する象徴化の絵と著者はいう。「わび」や「さび」といわれる感覚は日本人の誰もが、心の片隅に持っているものなので、俳句を作らないかたも、難しく考えることなく、自由に大胆に、筆法にとらわれることなく、楽しく描ける。
俳画を始めると、その日から身の周りの自然、例えば庭や道端に楚々と咲く一輪の花や一本の草が美しく新鮮に目に飛び込んできて、きっと豊かで抒情あふれる気分になるだろう。身近なものをいかにやさしく美しく、さらに筆致を少なくして描くか。「俳画の楽しさ」から「用具と用材」、「基本的な描き方」など初心者が一番知りたい基礎に加え、四季折々の二十八作品の詳しい描き方と応用作品例も掲載。

●主な内容
口絵「バラ」「スイトピー」「串団子」「露草」「紅葉」「木蓮」「六瓢(無病息災)」「鬼とお福」「年賀状」他
第1章・俳画の楽しさとは「俳画とは」「俳画の楽しさ」「俳画の上達法」「讃句の入れ方上達法」他
第2章・描くための用具と用材
第3章・基本的な描き方「筆の扱い方と保存法」「基本的な描き方」「彩色の方法」「讃の入れ方」「俳句の入れ方」「雅号印のない場合」他
第4章・作品を描く「松」「目高」「苺」「風鈴」など28作品
第5章・こんな応用も「年賀状への応用」「箸袋」「俳画の額装」

●すずき・こうおう
本名:鈴木都留子
俳画紅鴎会主宰、俳人協会会員、俳誌「狩」同人。
一九三〇年、愛知県生まれ。
十代のころより野田蘭渓先生に師事して「かな書道」、小木太法先生に師事して「篆刻」を学ぶ。俳画・禅画に興味をもち、独自の画風を創作。「俳句」は鷹羽狩行先生に師事して指導を受ける。
全国書道展にて中部日本新聞社賞受賞、ほか受賞多数。一九九〇年、東京渋谷の東急本店にて俳画展開催。その後日本橋高島屋、銀座三越などで個展を開催。
一九九一年、俳人協会主催「全国俳句大会」大会賞受賞。NHKテレビ「おしゃれ工房」出演。各地のカルチャースクール及び「飛鳥IIワールドクルーズ」などの講師を務める。
著書に、『俳画講座② 花のはがき絵・色紙絵』『俳画講座③ 花と風物詩』(絶版)/日貿出版社、『花と風物の俳画 はがき絵』『俳画講座 はじめて筆をとる人に』『アイデアで解消!ふで無精』(共著)/NHK出版、「趣味の水墨画」に特集、俳画連載/日本美術教育センター、「おしゃれ工房」テキストに俳画指導/NHK出版、「NHK俳壇」に俳画講座連載/NHK出版、「週刊・おくのほそ道を歩く」全三十巻に俳画の楽しみ連載/角川書店、句集『正座』/角川書店などがある。