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書籍情報

田舎暮らしの水彩画

田舎暮らしの水彩画
著者 藤本 四郎
販売価格 2,000円(税込2,200円)
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商品説明


■サブタイトル/川と緑に囲まれて健康スケッチはじめよう
■体裁/B5・111頁  ■ISBN/978-4-8170-3143-3

長年東京に住んでいたが、やむを得ない事情があって、数年前の夏、埼玉県比企郡嵐山(らんざん)町に引越した。地図を広げてみると関東平野の西部で埼玉県のちょうど真ん中だ。山手線の池袋から東武電車で1時間、武蔵嵐山で降りる。ここの峡谷が京都の嵐山の風景に似ているところから、このように名付けられたという。秩父山地の裾野の低い山々や、鯉が泳ぐきれいな川、広い農地と樹林がもうすぐそこに見え、自然が色濃い。隣町は和紙の生産地として知られる小川町だ。ここにはなんと小学校の分校がある。
レンゲ畑、田植え、農家にひるがえる鯉のぼり、きらめく夏の天の川、紅葉林、枯れ葉の敷き詰める山道。四季の移り変わりもはっきりとしている。
すべて著者手描きの絵で説明がされているのが、とても親しみ深い。画材から始まって、近くの農家からいただいた切り花や新鮮な野菜の描き方、四季の樹木の彩色法、絵具の混ぜ方、川と山の表現法、パステルでの補色、構図と遠近法、縦位置と横位置の選択、絵具の色見本つき描き順などが、わかりやすく手頃な大きさで簡明に図解される。文字も大きく読みやすい。
これだけ豊かな田園がこんなに近くにあることも新発見だし、いつか訪ねてみたいと思わずにいられない。同じではないけれども、特色ある田舎暮らしが、きっとあなたの近くにも根付いているはずだ。
 
●主な目次
1▲懐かしさと出会える田舎の暮らし
田舎暮らしを始めた頃/自然に囲まれた田舎の暮らし/田舎暮らしがくれたもの/心安らぐ田舎の暮らし★描法プロセス1 野の花を描く
2▲田舎暮らしが教えてくれるもの
身近なところから描いてみよう/画材の話/木と川と山のはなし
★描法プロセス2 野菜を描く ★同3 分校の脇を流れる川を描く
3▲ゆっくり流れる田舎の時間を楽しもう
構図と遠近/描く手順/田舎の風景あれこれ
★描法プロセス4 田んぼを描く ★同5 川辺に佇む民家を描く

●ふじもと・しろう
1942年福岡県生まれ。虫プロダクションのアニメ映画美術デザイナー。TBS系テレビ「まんが日本昔ばなし」の演出と美術をてがける。80年フリーの画家として独立し、主に児童図書の挿絵や絵本の分野で活動。日本児童出版美術家連盟会員。
 
●藤本四郎著 なつかしい風景を描く 本体2,500円 好評発売中