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書籍情報

藤原楞山・六間堂の世界

藤原楞山・六間堂の世界
著者 藤原 六間堂
販売価格 8,000円(税込8,800円)
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商品説明


■サブタイトル/
■体裁/A4変・119頁  ■ISBN/978-4-8170-3193-8

水辺の葉陰に目をむいた一匹の青蛙。筆に導かれるように、無為の境地で描かれている。飄々としたユーモラスな面白さは、何とも味わい深い。葉と花の表現や墨の濃淡と滲みは独自のもので楞山最晩年の作品。
 卓越した技法と構想力で水墨画の伝統を継承しつつも、常に新しい水墨画を追求し、時代を超越した独自の世界を築き上げた父。その父を追い、更に前進する子の姿。風景、花鳥、人物など画題を網羅した父子の創作の足跡が一冊になった。水墨画と共に生きた楞山を、折々のエピソードで綴った巻末の「父の思い出」もうなずかせる。

●収録作品
藤原楞山 翔鳥図、墨蘭図、雨宿り、船下り、他53点
藤原六間堂 滝図、光る海、春の流れ、白樺、他53点

●ふじわら・りょうざん。
1920年倉敷市生まれ。38年水墨画習得のため中国に渡って斉白石の門下になり、各地の画家と親交を持ち、中国画の研究に没頭。斉白石の三鼎の一人といわれた。47年帰国後は、創作と指導、内外にて交流活動。『水墨画法』全10巻を出版。87年没。
 ふじわら・ろっけんどう。57年、楞山の長男として倉敷市生まれ。父を師とし、中国画壇の諸家との交流を続け、89年中国蘇州教育学院芸術科墨画名誉講師となる。水墨画虎杖会・金石六友会主宰。山陽新聞カルチャー教室講師、蘇州呉昌碩研究会名誉顧問。
好評既刊書『水墨画の上達法』『水墨画の勉強法』