水彩画　７つの技で描く劇的な風景

商品説明

■サブタイトル/
■体裁/Ｂ５変・96頁　■ISBN/978-4-8170-3829-6

湖面に反射して煌めく夕陽。「天使の梯子」とよばれる、雲の切れ間から降りる光の筋。白く降り積もった雪原に落ちる樹々の陰と陽光。ただの白い紙なのに、本当に光っているかのように見える劇的な情景の数々。本書は「マスキング」「ウォッシュ」「ウェット・イン・ウェット」「スクラッチ」「拭き取り・洗い出し」「グレイジング」「筆づかい」といった、水彩画の基本ともいえるテクニックから、プロならではの応用技法まで、その全てを一つ一つ丁寧に紹介。さらに、この７つの技を組み合わせて描かれる、様々なドラマティックシーンを、それぞれの作例ごとに解説することで、実践的なテクニックを学んでいただけます。
約50点におよぶ豊富な作例と併せて見ていただくことで、この風景はこんなふうに描かれていたのか、といった謎解き感覚でも楽しんでいただける一冊でもあります。
水彩画の第一人者である著者が周囲に、「ここまで明かしてしまっていいの？」と驚かれながら著した、水彩技法書の決定版です。

●主な内容
7つの技による制作の過程を見る
覚えておきたい「構図」のこと
第１章　7つの技を徹底分解
マスキング／ウォッシュ／ウェット・イン・ウェット／スクラッチ／拭き取り・洗い出し／グレイジング／筆づかい
覚えておきたい「絵の具」のこと
第２章　7つの技と劇的風景
拭き取り・洗い出しで描く「天使の梯子と水の煌めき」／スクラッチが描き出す「木肌の質感と深い色合い」／マスキングと拭き取り・洗い出しによる「飛沫を上げる波濤」／マスキングによる「降り積もった白い雪」／マスキングと筆づかいによる「水面の揺らぎと映り込み」／拭き取り・洗い出しで描く「白く霞む渓谷」／グレイジングで描く「透き通った水面」
GALLERY

●いりたに・きよひで
1940年京都府生まれ。都立北園高等学校卒業。杉全直氏に師事し、洋画の基礎を学ぶ。桑沢デザイン研究所卒業。1982年より毎年、銀座のギャラリー向日葵、新宿のトーニチギャラリー、草加のギャラリー昴などでの個展を中心に作品を発表。現在はNHK文化センター、産経学園、クラブツーリズムといったカルチャー教室などでも水彩を指導。

☆日本図書館協会選定図書