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書籍情報

続 仏画のすすめ【新装改訂版】

続 仏画のすすめ【新装改訂版】
著者 松久宗琳
販売価格 2,800円(税込3,080円)
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商品説明


■サブタイトル/
■体裁/A4・103頁  ■ISBN/978-4-8170-2064-2

中・上級編として七福神、十三仏、二十五菩薩から聖徳太子、天井画、昭和大納経口絵へと展開する骨描きを中心にした描法を披露して、読者の要望に応える。

●主な目次  1仏画の基本 構図・素描・彩色のポイント/デッサン作例 聖徳太子二歳像・同四十九歳像/恵比寿/大黒天/白衣観音/如意輪観音/聖観音 2七福神の描法 群像図/宝船図 3十三仏の描法 4二十五菩薩の描法 阿弥陀来迎図/二十五菩薩 5聖徳太子―襖絵の描法 構成法/下絵制作/写し取り/彩色 6四季の花―天井画 7昭和大納経 8参考篇・下図 9作例 弘法大師/親鸞上人/聖徳太子孝養像/天女/如意輪観音/聖観音/白衣観音/仁王 

●まつひさ・そうりん 
大正15年(1926年)、仏師・松久朋琳の長男として京都市に生まれる。本名・武雄。
幼少より絵画に熱中し、その基礎を学ぶが、病を得て父の許に帰り、仏師としての道を歩む。
戦後、父の良き伴侶として、京都・聖護院の蔵王権現(23年)、鞍馬寺の魔王尊(25年)、愛媛県・出石寺の仁王像(26年)、大阪・四天王寺中門の仁王像(37年)などの彫造に従事、また37年には京都・九条山に「京都仏像彫刻研究所」を開設するなど、仏像彫刻会に確固たる地歩を築く。
39年より「仏教美術展」を主催し、毘沙門天像(46年)、普賢菩薩像(47年)、明星観音像(48年)など、宗教芸術の真髄を示す力作を発表してきた。48年には『仏像彫刻のすすめ』を父と共著、同年「宗教芸術院」を設立し、広く後進の指導にあたってきた。
その間、仏画にも並々ならぬ情熱と研鑽を示し、月形竜之介邸持仏堂の板絵(31年)四天王寺の火焔太鼓の制作と彩色(42年)、白浜・金閣寺金堂の浮彫と天井画(43年)などを手がける。
49年、父とともに嵯峨・大覚寺の五大明王像、金閣寺の岩屋観音と四天王、奈良・法華寺の十一面観音像などの彫造に従う。
59年、弘法大師御入定1150年御遠忌に際し高野山東塔に大日如来・不動明王・愛染明王の大日三尊像を納める。
60年、成田山新勝寺に不動明王・降三世明王・軍荼利明王・大威徳明王・金剛夜叉明王の五大明王を納める。
他に、四天王寺阿弥陀如来像、延暦寺弥勒菩薩像・十一面観音像、鞍馬寺千手観音像などがある。
総本山四天王寺大仏師、大本山成田山大仏師。平成4年3月死去。