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書籍情報

日本画家・守屋多々志 四季の写生帖 草花篇(上)

日本画家・守屋多々志 四季の写生帖 草花篇(上)
著者 守屋多々志
販売価格 2,800円(税込3,080円)
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商品説明


■体裁/A4変・96頁 ■ISBN/978-4-8170-3937-8

★守屋多々志 生誕100年記念出版★「草花篇(上・下)」「果実・野菜篇」三巻同時刊行

歴史画の第一人者として日本美術院を中心に活躍した画家が、70余年にわたり描き続けたスケッチの集大成。季節感あふれる身近な草花と果実・野菜の姿をとらえ、描くことの喜びが伝わる。様々な角度や開花の時間差を追った表現で、日本画制作に役立つ作品を満載。作品には家族や友人、また親しくしている文学者、師の前田青邨などとの関係が記されたものもあり、画家の幅広い交流がうかがわれる。万葉集などの歌の引用からは、古典への造詣と日頃の自然に対する深い思いが伝わり、初期の細密な表現から、省筆の味わい深い線描まで多彩であり、顔彩ばかりでなく水彩絵の具や色鉛筆、クレヨンまで、豊富な画材で自由な表現が見られる。日本画はもちろん、水墨画、絵手紙、水彩画などの制作に必携の植物写生作品集。

●主な内容
新春から初夏の生命力を描く:梅・椿・チューリップ・桃・桜・牡丹・ツツジ・卯の花・シャクヤク・芥子・薔薇・アヤメ・睡蓮・紫陽花など165作品

●もりや ただし(1912〜2003年) 
略歴/1930年、前田青邨に師事。1931年、東京美術学校(現東京藝術大学)入学。1941年、再興日本美術院展第28回展に初入選。1954年、総理府留学生としてイタリアへ留学。1967年、法隆寺金堂壁画再現模写事業に従事。1974年、日本美術院同人に推挙。2001年、大垣市守屋多々志美術館開館。文化勲章受章。

読者の声


●今流行の写実画は巧いとは思うがすぐに飽きる。その点、本誌の守屋画伯の一点一点、茄子一本にも魂がやどり慰藉されます。日本画を知り尽された画伯の線、彩りの表現に心和むことしきり。高貴に満ちた一冊です。(大分県・79歳男性)