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書籍情報

【新装改訂版】円空彫のすすめ

【新装改訂版】円空彫のすすめ
著者 三輪年朗
販売価格 3,800円(税込4,180円)
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商品説明


■サブタイトル/
■体裁/B5判・238頁・型紙付き ■ISBN/978-4-8170-5087-8

 円空は、江戸時代前期に活躍した僧侶で、諸国を遍歴して各地で「円空仏」と呼ばれる独特の仏像を数多く造った。その作風はノミの削り痕をそのままに残した大胆な彫法で、原材の制約を利用した造形と木材の自然のままの表面とがよく調和して、従来の型にはまった仏像には無い、素朴でありながら独特の豪快さや荒々しさ、またやさしさや微笑みをもった魅力をたたえている。伝説では、生涯に12万体の仏像を造る大願をたてたといい、全国各地に数千体に及ぶ作品が確認されている。
 「円空彫」の魅力は、庶民的な親しさと奥深いささやきが豊かに感じられる点にある。円空の故郷と同じ岐阜県の高山にも多くの円空仏が遺されている。幼いころより円空仏と親しんだ著者は、その魅力に取りつかれて50年、一日としてノミを離したことはないという。
 本書は、円空の彫法を研究して、様々な作品を模刻した成果を写真と図版を多用して明かし、心和む円空仏の魅力へと読者を誘う技法入門。
今回の重版に当たり、口絵作品写真をカラー写真に撮り直して「新装改訂版」といたしました。

●目次
はじめに/口絵写真・カラー完成作品  
第1章 仏像のかたちと彫る心
     円空彫を彫る心/日本の仏像彫刻/ 木彫仏の種類と制作法
第2章 円空上人の生涯とその造像
     円空上人の生涯
第3章 円空彫入門
     円空仏の彫像法/円空彫の道具と材料/彫刻刀の研ぎ方/運刀の基本と姿勢/木取りの     
     仕方/工作台と治具の作り方
第4章 初級編
     観音を彫る/千体仏を彫る
第5章 応用編
     執金剛神を彫る/迦楼羅(烏天狗)を彫る/神像を彫る/聖観音を彫る/木っ端仏を彫る

参考  色の塗り方/主な円空仏の所在地/付録型紙(観音・執金剛神・聖観音)

●みわ・としろう
大正元年、岐阜県高山に生まれる。高山補修学校卒業。建築士を経たのち、一念発起して彫刻の世界に入り、50年ひたすら円空彫にノミをふるう。2万数千体の作品を彫り上げた。飛騨工芸組合長、高山市産業振興協会副会長、日本盆栽協会飛騨支部長などを歴任。高山国分寺前の円空洞店主として高山の観光PR,デパートの高山展などに貢献した。平成9年没。  

☆日本図書館協会選定図書
 
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