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書籍情報

【新装版】 木簡の書法

【新装版】 木簡の書法
著者 鶴木大寿
販売価格 2,000円(税込2,200円)
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商品説明


■サブタイトル/
■体裁/B5・141頁 ■ISBN/978-4-8170-4065-7

●主な内容
 木片に書簡文などが書かれた「木簡」は中国では漢代、晋代のものが多く出土しているが、書を学ぶ者にとって「その時代の肉筆が見られる」「書体変遷の経路がよく分かる」などその資料的価値は高い。書家であると同時に木簡研究の第一人者である著者は、「木簡は無造で素朴であるが、そこには溌溂とした生命力があふれている。線質は強靭で力量感と充実感があり、特有の大胆な文字造形は簡明直截で強く心引かれるものがある」と語っているように、本書は木簡の基礎知識と創作への手がかりを読者に提供するものである。

◆目次
第一章 木簡の概要(木簡との出会い・木簡の発掘・西域の防御体制・木簡の内容・木簡の大きさ・木簡の用材・木簡の書写年代・木簡の筆者・木簡に見られる書体・木簡の特質・木簡の持つ意義・日本の木簡)
第二章 木簡の鑑賞(木簡の書美の分析・木簡の鑑賞)
第三章 木簡の臨書(大寿の臨書の視点・臨書の実際)
第四章 木簡による書作(日本の書家の木簡による書作・大寿の木簡による書作)

●つるき・たいじゅ
富山県大沢野町に生まれる(大正七年)。富山県師範学校本科第一部卒業(昭和十三年)。文部省検定試験習字科合格、富山県展第一賞。独立書展推選、日展入選十五回・特選一回、個展八回。富山県書道連盟委員長。富山大学教育学部教授・付属中学校長。富山県文化功労者表彰受賞。北日本新聞文化賞受賞。富山市文化功労者表彰受賞。勲四等旭日小綬章受章。平成十年死去