マイセン人形

商品説明

■サブタイトル/箱根マイセン庭園美術館所蔵
■体裁/A4変・70頁　　■ISBN/978-4-8170-8068-4

マイセン窯は1710年ドイツのザクセン王によって開設されたヨーロッパ最初の磁器製造所。染め付けや色絵を完成させ、18世紀のヨーロッパ磁器をリードした。実用品とともにさまざまな彫像が制作されたが、人物や動物などの小彫像の制作でも長い歴史を誇り、今も高い評価を得ている。
　その中でも「マイセン人形」の名で廣く親しまれている名品を約40点、全カラーで収めた。これらはアンティークを原型とする作品などである。宮廷時代を彷彿とさせる華やかな衣装の表情も豊かな男女の接吻、古典神話に題材をとった肌色の美しいニンフや天使たち、擬人化させた猿のオーケストラや、白磁と彩色の動物像などを、大判で一部拡大写真も用いて収載した。

●まえだ・まさあき　
武蔵野美術大学名誉教授、日本ギリシャ協会理事、美術評論家。専攻はギリシャ美術、西洋陶芸史。

●さくらば・みき　
武蔵野美術大学講師。同大学院修士課程修了、ドイツ国立フライブルク大学に留学。専攻は西洋美術史、西洋陶磁史。

●箱根マイセン庭園美術館（村田朱実子館長）700点を超える人形、ディナーセット、飾り棚、コンポートなどを所蔵し、企画展を開催。美術館には約600坪の庭園がある。箱根町仙石原1246-602。