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図説水墨画 用具の奥の手
図説水墨画 用具の奥の手
著者
藤原 六間堂
販売価格
2,200円(税込2,420円)
購入数
商品説明
■サブタイトル/
■体裁/B5変・111頁 ■ISBN/978-4-8170-3395-6
15年、20年と学んでいるが、なかなか上達しないという愛好家にしばしば出会う。しかしそのように感じるようになったのは水墨画の奥深さが分かってきたという証しであり、「あと一歩」のコツをつかめば乗り越えられるレベルに達したということではないか。そのコツは、用具の使い方であり、基本に戻ることにあるという。
筆の穂では、羊毛、イタチと山馬の違い、穂の長短による違いを描画で見る。二本の筆による波と、イタチと竹、藤の根による鶏の作例なども示した。
墨。筆に、要求される墨色と量をどのように含ませるか。筆の先端だけに墨を一回、三回、五回、それぞれつけた場合の三例が出る。墨をつける前に穂に一定の水量を含ませるにはどうするか。これができなければ望む墨色は出せない。水の切り方の基本を改めて学ぶ。
硯。墨を擦ると滓が出る。上澄みのきれいな墨が擦れる硯や、用を兼ね備えた中国硯なども紹介する。
更に宣紙解説があり、筆洗・水杓・皿の用い方には面白いものがある。用法と制作例、作品も多く挿入した。今まで気づかなかった事に遭遇できるのではないか。
●主な目次(一部字句を省略)
筆 毛質による変化/穂の長さによる変化/持つ位置による変化/二本の筆で描く、など 墨 取り方/水の切り方(四面を切る)/磨り方による変化/など 硯 変わった硯/発墨の変化/きれいな墨の取り方/白磁硯/など 紙 紙の種類と扱い方/吸墨紙 筆洗 水杓 皿 製作プロセス 渓流/百合/葡萄/野菊
●ふじわら・ろっけんどう
水彩画指導27年。水墨画虎杖会・金石六友会主宰。1957年岡山県生まれ。指導を受けた父は藤原楞山、斉白石の高弟だった。
☆日本図書館協会選定図書
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