信州の山並み

商品説明

■サブタイトル/油絵で描く
■体裁/Ａ4変 上製・97頁　　■ISBN/978-4-8170-3332-1

山頂だけが桃色に輝く朝焼けの常念岳、５月になって麓は緑に覆われているのに、頂上はまだ雪が残っている乗鞍岳、夕焼け空に月が上がり人を寄せ付けぬ岩山の中央アルプス。時の流れと季節、山と向き合う場所によって山の姿は千変万化する。
　木曽福島に生まれ住んで、山を見ていないとどこか落ち着かなく不安に陥ることすらある。生きている証を探るために山を描いてきたのだろうか。50年余、これらの山に向かってきたが、優しく穏やかに語りかけてくれ、ゆったりと構えて落ち着けと教え、荘厳な偉容で孤独を感じさせてくれた。
　長閑で、清々しく、静謐、そして厳しく張りつめた自然。さまざまな表情を見せる信州の山々59点と、思い入れの深いふるさとの山、心の山である御嶽山の16景を収めた。真摯に自己の内面を見つつ描く著者の作品集。

●目次と内容から　
四季の山岳紀行　高社山／常念岳／浅間山／仙丈岳／木曽駒高原／北アルプス／伊那谷／風越山／乗鞍岳／聖岳／木曽駒ヶ岳／中央アルプス遠景／美ヶ原と北アルプス／富士山遠望／槍ヶ岳／御嶽山二の池と背後に北アルプス／中央アルプス／天狗岳／八ヶ岳と諏訪湖／有明山と高瀬川／恵那山／空木岳／諏訪湖と富士山／蓼科山と女神湖／経ヶ岳／妙高山と野尻湖／駒ヶ岳・千畳敷カール／穂高連峰／黒姫山／焼岳／木曽駒連峰／白馬三山／王滝川のダム湖／志賀の山並みと千曲川／木曽谷／善光寺平／飯縄山／北八ヶ岳／戸隠山／北信濃の山々／御嶽山　わが心の御嶽山　早春／三ノ池／初夏／他13景

●かめこ・まこと
1935年長野県木曽福島町生まれ。信州大学美術科卒。在学中に国画会展入賞、以後連続出品。長く教職にあった。全日本美術協会会員、写実画壇招待員、全国日曜画家中部日本展審査委員長、木曽美術会会長。木曽観光連盟・木曽ふるさと大使。個展・著書多数。超展内閣総理大臣賞・国際ゴールドリボン賞など。