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書籍情報

虎の絵入門【新装版】

虎の絵入門【新装版】
著者 干場哲鳳
販売価格 2,800円(税込3,080円)
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商品説明


■サブタイトル/
■体裁/A4変・158頁 ■ISBN/978-4-8170-3797-8

古今東西「虎」をテーマにした名画は数多いが、我が国へ虎が初めてやって来たのは平安時代の890年。宇多天皇がこれを当時の有名な画家、巨勢金岡に写生をさせたことから全国へと伝わって、虎の絵の流行がはじまった。しかし、実際に見ることが容易ではないが故に、馬や牛のようには描く人も多くならず、本当の流行は中国の水墨画に描かれた虎が頻繁に請来された室町時代になってからで、牧谿らの画家たちが自然現象の根源の力を龍と虎で象徴せしめた「龍虎図」の名品を描き、それから以後は代表的な画題として、幾多の名画が描かれるようになった。
2010年(平成22年)は虎(寅)の年。これに因んで虎を水墨画や墨彩画で描くためのテキストとしてまとめられたのが本書。意外と知っているようで知らない虎の体や動作から徹底的に学んで、基本的な虎の描き方をやさしく会得できるように配慮され、作例も軸物から年賀状まで幅広く取り入れた待望の虎の絵入門。新装版として重版。

●主な内容
第1章 虎と人間の関係
     虎とは/虎と日本人との関わり/虎に関する諺/虎の謎なぞ/虎の昔話
第2章 虎の名画鑑賞
     虎絵の伝来/虎の名画紹介
第3章 虎の体型
    動物園へ行こう/虎の姿/虎の各部の名称と体型/虎のスケッチ
第4章 虎の絵を描く
    虎の細部を分析する/眼の描き方/鼻と口の描き方/耳の描き方/顔を描く/
    虎の顔の作品
第5章 虎の全身を描く
    虎の脚/尻尾/虎の縞模様(斑紋)/斑紋の描き方/虎の動きを描く
第6章 虎の作品
第7章 その他の虎の描法
    他の技法も学ぶ/簡略画法/速写簡略画法/簡略画の作品例
第8章 虎の禅画
    禅画の起り/虎の禅画
第9章 作り物の虎を描く
    虎人気とブーム/玩具 張り子の虎/民具 土鈴の虎/その他の虎
第10章 年賀状の虎を描く
    年賀状について/描く時の心掛け/水墨画の虎/墨彩画の虎のいろいろ/その他の虎の年賀状
参考下図  

●ほしば・せきほう
大正14年生まれ。新京工業大学卒業ののち機械設計の職に就く。昭和43年、中部運搬技研株式会社設立。代表取締役社長に就任。元日本運搬車両機器協会理事。昭和32年より直原玉青師に水墨画を学び、研修を重ねて現在に至る。個展10数回、愛知県を中心に水墨画や仏画の描き方を指導する。
著書には『仏像画入門』『墨絵の仏像画』『墨絵の達磨画入門』『兎の絵入門』『龍の絵入門』『猿の絵入門』(すべて日貿出版社刊)などがある。 
 
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